ストーリー

  (最終更新日:2017.11.25)

私のミスで上司がブチ切れる。泣きじゃくったあの日の決意。<ブラック企業物語【第5話】>

長女研究家の稀子(きこ)です。大人になり、会社で仕事を始めるといろんな人に出会う。特に複数の会社で働いたことがあるならば、「結果は出すがどうにも要領が悪い人」に出くわすことも多いだろう。「仕事の成績はいいんだけど、いつもいつも人に迷惑をかける」そんな人が1社に1人はいると言っても過言ではない。私も大学卒業後に入社した会社でそんな上司の部下として働いたことがある。

さて、長女をこじらせたおかげで、人としてもこじらせていた私が仕事を通して変わりゆくさまを綴ったブラック企業物語。その第5話は、「結果は出すが人に迷惑をかけまくる上司」とのお話。彼との仕事を通して、私は甘ちゃんだったビジネス根性を引き締めていくこととなる。

今回のお話の最後、長女研究家としての考察では、長女に絶対に気がついて欲しい大事なことをお話ししているので、ぜんひ最後まで読んでいただきたい。ちなみに、どんな話かは最後まで読んでのお楽しみ!

ちなみに、「第1話」「第2話」と同様にこの「第5話」も若気の至りで、かなり先輩に失礼な態度をとる私が満載!!(笑)

結果は出すが人に迷惑をかけまくる上司

まずは、今回の物語の登場人物である「結果は出すが人に迷惑をかけまくる上司」について語ろう。

私が所属していた商品部で、会社の歴史に名を残すようなスーパーヒット商品を生み出すのだが、なにせ「空回りな熱血で頭に血が上ると周りが見えない」そんな男性がK氏である。

K氏は当時20代後半から30代前半だったと思うのだが、とにかく頭に血が上ると周りが見えない。

彼がどんな時にカッとなるかというと、「自分の業績を他人に邪魔された時」である。

ただ、日頃は温和な性格で情に厚く、人がいいので「何とも憎み切れないキャラ」なのであった。

チーム替えの恐怖

さて、そんなK氏のいる商品部は、数名のリーダーの元でチームを組んで仕事をしていた。

私が入社した当時、新入社員は定期的にチーム替えが行われていた。

私はチーム替えの際に「絶対にK氏のチームにだけは配属されたくない!」とかなり本気で思っていた。

入社後しばらくは、20代後半で女性として課をまとめているN課長の元に所属していたので、彼女のチームにずっといたいと心の底から願っていた。

ところがどっこい、部長からこんなことを言われてしまう。

「K君みたいなタイプには、しっかりした櫻本さんがサポートに入ってくれるのが一番良い。」

この部長の一言で私はK氏のチームへの配属が決まってしまったのだ。

長女特有の「しっかり者」が仇となったのだ。

上司がイヤすぎて

今思えば、かなり失礼極まりないのだが私は「Kさんのチームは絶対嫌です!」と部長や課長に堂々と言っていた。

それどころか、K氏本人にも面と向かって「嫌だ」と言っていた。

ほんと~に、失礼極まりない。

若さとは恐ろしいものである。

さて、私がどんなに嫌だと駄々をこねても結果は変わることはなく、K氏のチームで仕事をすることになる。

そんな彼の元で仕事を始めた矢先、事件は勃発する。

上司の炎上

この頃、新商品の発売が決まると店舗に商品の特長や発注番号をFAXで案内するシステムが採用されていた。

ある日、その商品案内のK氏の新商品の発注番号が間違ったまま送られ、商品が発注できないと店舗からクレームが来たのだ。

発注ができないということは同時に、K氏の商品の発注数があがらないということになる。

先ほどもお伝えした通り、業績を邪魔されようものなら、かなりの勢いでキレるK氏。

この知らせを知り、しばらく温和であったK氏が怒りのオーラをまとったのだ。

ちなみに、この時商品案内のチェックをしたのは私である。

上司への反撃!

今回の事件勃発で怒りのオーラをまとったK氏。

そんなK氏を見て私は、「新入社員のミスなんだし、私にはそんなに怒ったりしないだろう」と勝手にそう思っていた。

しかも、案内をチェックし終えた際に「チェックしましたが必ずKさんも見てくださいね!」と言ってあったので、怒りのオーラをまとうK氏に私はこう言ったのだった。

「あの時Kさんにも確認してくださいって言ったじゃないですか!」

今考えると、なんと恐ろしいセリフを先輩社員に向かって吐く女なんだろうと我ながら恐ろしくなる。

私が社内で中堅のポジションで、新入社員のひよっ子からこんなことを言われたらその子の常識を疑うかもしれない。

もう本当に、相当な「こじらせ長女」である。

悔しさからの涙

さて、現在だからこそ自分の発言を恐ろしいとも思えるのだが、当時のこじらせ絶頂の私は「絶対に私は悪くない!」くらいに思っていた。

そしてそれと同時に、「自分を守ってくれない上司」にとても切なく悲しい気持ちになっていた。

悔しさと悲しさから私の目には涙があふれ、みんなのいる社内だったがポロポロと涙がこぼれるのを抑えることができなかった。

今ではそんなことも無くなったが、少し前までは悔しくなるとすぐ涙をこぼす女だった。

喉のあたりがキューっと締め付けられるように痛くなって、目に涙があふれてくるのだ。

長女のあなたも同じ経験をしたことはないだろうか。

私にとって一番悲しいこと

今だから分かることなのだが、かつての私にとっては「分かってもらえない」「気持ちを汲んでもらえない」ということが何より悲しく悔しいことだった。

だから、仕事を通して信頼していた上司から「分かってもらえない」「気持ちを汲んでもらえない」という状況が起こると、先ほどもいったような「喉のあたりがキューっと締め付けられるように痛くなって涙があふれる」という現象が起きていた。

このブラック企業でもそうだが、その後働く会社でもよく上司とぶつかり泣いていた。

自分の身は自分で守る

こんな事件がありながらも、私はしばらくこのK氏のチームで仕事をすることになる。

チーム替えのたびにずっとK氏のチーム残留なことに何度もショックを受けたことは言うまでもない。

さて、今回紹介したK氏炎上事件のあと私はとある決意をする。

その決意とは、「自分の身は自分で守ろう!」である。

仕事のスタイルもただの「責任転嫁型」から、他人を信用しすぎずに「自分で自分の身を守るスタイル」に変わっていった。

今回のようなチェックミスも今後しないように、ただ資料を目で追ってチェックするのではなく、重要な部分は1文字1文字に対して確認したら印を入れる、声に出して読んでみるなどの工夫をするようになっていった。

おわりに(長女研究家としての考察)

改めまして、長女研究家の稀子(きこ)です。

今回の物語で最も大切なポイントは、<「分かってもらえない」「気持ちを汲んでもらえない」ということが何より悲しく悔しいこと>という部分です。

負けず嫌いで正義感が強く強気な長女は、仕事を通して責められたり、濡れ衣を着せられたり、話を聞いてもらえないとただ単に「こいつムカつく!」と思ってしまいがち。

だけど、このムカつく!という「怒り」だけに気を取られてはいけないのです。

あなたの中には必ず「大切にしてもらえなかった」という寂しさが芽生えているはずなのです。

特に親が厳しく、親に対しても「分かってもらえない」「気持ちを汲んでもらえない」という悲しい状況を小さいころに経験していると、そんな気持ちをなかったことにするために心が麻痺していきます。

この麻痺こそが、長女が自分のことがよくわからなくなってしまう原因。

ぜひ、自分の本当の心の状態に気づけるよう、あなたの感情か強く揺らいだ時にはそこのにある「本当の気持ち」に注意を払ってください。

あなたに怒りの感情が生まれた時にはその裏には何か悲しく感じることがあり、あなたが悲しみを感じる時にはその裏には何か怒りを感じていたりと、本当の気持ちはあべこべだったりするのです。

これは長女が幸せに生きるためにとても重要なこと。

なので、また別の記事でも書いてみたいと思います。

さて、このブラック企業物語シリーズでは、「長女研究家としての考察」部分には毎回長女が幸せにいきるために、とても大事なことを書き綴っています。

ぜひ、ほかのストーリーも読み進めてみてくださいませ。

また、考察部分に書かれていたことを「あまり覚えてないなー。」なんていう場合には何度も読み返してくださいね!

では、また次のお話でお会いしましょう。

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COJILabo.編集長 長女研究家 櫻本稀子(さくらもときこ)

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この記事を書いた人

長女研究家 櫻本稀子
長女研究家 櫻本稀子
1980年4月2日生まれ。スピリチュアル・ビューティーサロン代表。弟が生まれた3歳から「両親から愛されていない」と思い込み、長女をこじらせはじめる。だが、2015年に受講した「アデプトプログラム」をきっかけにたった2年半でこじらせた親子関係を修復。その経験から長女特有の「ネガティブパターン」に気がつく。このパターンを全ての長女が理解すれば「みんながもっと簡単に幸せになれる!」と思い、長女研究家として本サイトCOJILabo.にて長女が幸せになるコツを配信中。→詳しいプロフィールはこちら

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