<可愛い息子を「こじらせ男子」にしないために>
現在私は、長女研究家として「長女が幸せになるにはどうしたらいいか」について日々考察しているのだが、先日クライアントさまから「世の長男も結構こじらせてますよね。あれはなぜなんでしょう?」と聞かれたので、今回は可愛い息子を「こじらせ男子」にしないための子育てのポイントについて書いていこうと思う。
ただ、長男に関してはまだまだ細かい研究をしていないので、長女のように詳しく言えない点もあるが、現在たった1つだけ男性が将来「こじらせ男子」になるか「素敵な紳士」になるかを分けるポイントがあることには気がついているので、今回はそれをお伝えしたいと思う。
これは子育てだけじゃなく、「恋愛や結婚生活」「仕事」でも使えるポイントなので、息子さんがいなくても彼やご主人、会社の上司や同僚や部下の男性にも使ってみて欲しい。これが使いこなせれば、男性の態度がガラッと変わり「あなたは大切に扱われるお姫さまに早変わり」である。
目次
ここを間違えると男の子はこじらせる
サクッと結論から言ってしまおう。
男の子が将来「こじらせる」か「紳士になる」かは、母親のあなたがどれだけ息子を「ヒーローにできたか」で決まる。
この事実を知らず子育てしながら、自ら息子を「こじらせの道」へ導いている母親は非常に多い。
特に真面目で心配性でお世話することに自分の生きがいを感じてしまう「こじらせ長女」は、息子に対して「何でもお世話して」「いつも気にかけて」「いつも心配している」状態。
こんなことをしていては、あなたの可愛い息子は「ヒーローになれない」のである。
ヒーローになれなかった男の子は、将来母親に甘えながらも「母親を責める」という複雑な状態に陥るのだ。
DNAレベルで組み込まれている「ヒーロー願望」
男の子は「DNA」レベルで「ヒーロー」になることを決めて生まれてきている。
ヒーロー願望とは、いつでも強くカッコよくありたいという願いであり、どんな時でも自分の能力や才能を信じ応援してくれる人を全力で守りたいと願っているのだ。
このヒーロー願望を「しっかり叶えてあげられる」か「打ち砕くか」が先ほど話した「ヒーローにできたか」である。
ヒーローとして育てられれば、文句を言いながらもいつでもママや周りのみんなを率先して助けてあげられる素敵な「紳士男子」になる。
しかし失敗すれば、「お前の育て方が悪かったんだ!」と文句をたれたり、いつまでたっても自分に自信が持てない「こじらせ男子」になってしまうのだ。
どんなに不器用でもおっとりしていても、必ず男の子にはこの「ヒーロー願望」があることを頭に叩き込んで欲しい。
ヒーロー願望があるからこそ、幼少期の男の子たちは「仮面ライダー」や「戦隊ヒーロー」に強いあこがれを抱きマネをするのだ。
DNAレベルで血が騒いでいるのである。
男女の「こじらせ方」の大きな違い
ちなみに男の子と女の子との「こじらせ」には大きな違いがある。
女の子はこじらせると「娘として母親に甘えられなくなり、女という同等の立場から母を見下す」。
しかし、男の子はこじらせると「息子として母親に甘えながら、母親を責める」のである。
なお、弟がいる第一子長女が弟に腹を立て母を見下すのようになるのにはココに要因がある。
自分は甘えたくても甘えられないのに、弟はすんなり甘えながら反抗している。
そんな弟をみている長女の心の中は「甘ったれてんじゃねーよこのボケが!?」である。
しかし、母親がそれを許しているので、長女は「自分だけが愛されていない」と感じどんどん「こじらせの森」に歩みを進めることになるのだ。
さて、少し話がそれてしまったので元に戻そう。
男の子を将来「紳士」にすべく、取り組むべきことについて明確にしていこう。
こんな声かけは「NG」
「大丈夫?」「ちゃんとやったの?」「ほら言ったじゃない!」
「そんなんじゃダメよ!」「これできる?」「こんなこともできないの!?」
さて、あなたは日頃からこんな言葉を息子にかけていないだろうか。
これらはすべて、ヒーローでありたい男の子の気持ちをズタズタにする言葉である。
さらにはこんなことを言っていないだろうか。
「心配だからお母さんが●●しておいてあげたから」「危ないからお母さんがやっておくわ」
「無理にそんなことしなくていいのよ~」
こちらの言葉も優しさに見えて、ヒーローでありたい男の子の気持ちをズタズタにする言葉である。
これはあなたの彼氏や旦那さま、好きな人に言ってもNGなワードたちである。
正しい声かけはこう!
母親にとって男の子は格段に可愛いものである。(これは下に弟がいる長女は身をもって感じているはず。)
だがしかし、男の子が可愛いからと言ってお世話しすぎてはいけないのだ。
どんなに自分がやった方が早いなと思うことでも息子がチャレンジできることなら、こう言って頼むことが大事。
「お母さんはこれがちょっと苦手だから(疲れちゃったから)、〇〇君がやってくれるとお母さんはとっても助かってうれしいな!」
息子が渋っても諦めなず拗ねない、全身全霊で頼るのである。
そして、チャレンジした結果に対する接し方も重要。
どんな結果であっても「すごいじゃん!さすがだね。」と褒めることが重要。
多少のミスには目をつぶるのだ。
はっきり言って女性の方が要領がいい。
そのレベルで息子の行動や結果を評価してはいけないのである。
そして、何かをやった後に息子が「疲れた」とか「大変だったとか」ブーたれて来たときは「褒めてサイン」なので、そこで怒ったりせずにちゃんと褒めることが大切。
ただ、何でもかんでも褒めればいいという訳ではないので、ちゃんと叱るべきところは正しく叱るように。
「叱る」と「感情をぶつける」は全く別物なので、そこは母親であるあなたがしっかりコントロールしてわきまえるようにしていただきたい。
ちなみに、長女&弟という構成の場合、気をつけないことがある。
それは、弟にいろいろ任せたらその時間を長女と過ごす時間にすること。
これをしないと、長女が弟ばかり可愛がる母を「男に媚びを売る女」として憎しみ出す。
お気をつけあれ。
長女に関してはぜひ「ここを間違えないで!長女の育て方・接し方。」この記事を読んでご理解いただきたい。
男の子のヒーロー願望を叶える「さしすせそ」会話術
もうお気づきかもしれないが、男の子をヒーローにするには、キャバ嬢やクラブのお姉さんたちがお客さまに使ってる「さしすせそ」会話テクを参考にすればOK。
この会話術は「恋愛や結婚生活」「仕事」でも使えるポイントなので、息子さんがいなくても彼やご主人、会社の上司や同僚や部下の男性にも使ってみて欲しい。
ただ、子ども以外に使う場合、ぶりっ子にならないようにしないと周りの女性から攻撃されるのでお気をつけあれ。
では、男の子のヒーロー願望をかなえる「さしすせそ」会話術を紹介しよう。
「さ」=さすがだね!
息子が小さいうちは遊びやおもちゃ、大きくなれば部活や仕事など、没頭していることについて熱く語ってきた時は煙たがらずに「さすがだね!カッコいいね!」と言ってあげよう。
「し」=知らなかった!
息子が得意げに「うんちく」を披露しはじめたら、これも無下にせず「へぇ~知らなかった!物知りで素敵だね!」と言ってあげよう。「もっと詳しく教えて」と添えたなら子どもの探究心が芽生え、自分で考えられる子に成長するだろう。なお、知ってるウンチクだからって先に言ってしまったりしてはいけない。また、間違ったウンチクだった場合には、どこでそれを知ったのかを上手に聞きだし、一緒に正しい答えを調べる方向に導いてあげることが重要。
「す」=すご~い!
幼稚園や学校、会社での活躍や過去の自慢話をしだしたら「わぁ~すごーい!そんなことができるなんてやっぱりすごいね!」と言ってあげよう。ただ、自慢話にはその子のこじらせポイントや誤った社会認識が隠れていることもあるので、これは聞き流さずによく聞いた方がいいだろう。「おかしいな?」と思う点があれば、その度合いにもよるがいきなり怒らず、どうしてそのように考えてるのかなど息子の言い分をしっかり聞いてやんわり修正してあげよう。
「せ」=センスがいい!
幼少期なら「お母さん見てみて!」といろんなものをあなたに見せてくるだろう。そんな時には「センスいいね!」と褒めてあげよう。おそらく幼少期の子どもは、想像力が豊か過ぎてこちらとしては「それおかしいとよ!?」しか思えないような服装や装備、チョイスをすることも多々あるだろう。だが、それでも「個性が光るセンスだね!いいね!」とか言ってあげるのが重要だ。
「そ」=そうなんだ!
これは相槌なのだが、子どもが何か言ってきた時に興味なさげに「へぇ~」とか「ふぅ~ん」とかテンション低めに「そうなんだ」は息子のヒーロー心を叶えない否定的なことばになるので、「そうなんた!」と語尾にビックリマークをつけることが大事。「そうなんだ!すごーい」と掛け合わせて使うとGood!褒めるのに疲れた時はこの「そうなんだ!(ビックリマーク)」で対応しよう。
ウソは見抜かれる!
先ほど、息子をヒーローにするための「さしすせそ」会話術を紹介したが、最近の子どもはすぐウソを見抜くことだけは覚えておいて欲しい。
ウソだと見抜かれてしまったら、すべてが水の泡。
だから、表面的に「さしすせそ」を使うのではなく、「さしすせそ」に関する言葉を発するときは、しっかりそういう気持ちをのせることが大事。
ただ、それ以外の話を聞く時などは多少手を抜いて聞き流してもOK。
どの塩梅で手を抜くかは、息子さんとの会話の中で調整してくださいませ。
ヒーロー願望を叶える子育ての極意
さて、「さしすせそ」会話術を紹介しておいてなんなのだが、これは小手先のテクニックでしかない。
本当に大切な極意は別にある。
「お世話しすぎず信じて待つ」
これこそがヒーローを育てる極意なである。
しかし、長女ママにとってこれはかなりハードルが高い。
なぜなら、長女にとって「お世話すること」が生きがいだから。
かなりの覚悟を持って息子と接する必要があると思って欲しい。
どうして信じて待てないのか
ちなみに、長女ママの多くが息子を信じて待てないのには大きく2つの理由がある。
1つ目は、自分が「お世話されると嬉しい女」であること。
女性は、お世話されたり気にかけられたり、心配してもらうことで愛を感じる。
だが、男性は真逆なのだ。
そこを分かってないと、愛を持ってしたはずの子育てが逆効果をもたらす。
2つ目は、「自分の心に隙間がある」から。
多くの長女は言われたことは完璧にできるが、自分で考えていろんなことを選択したり創造するような人生を歩んでいない。
そして、自分の気持ちを我慢してきたので、自分の本音や好きなことが分からない。
それが心の隙間となるのだが、埋め方が分からない。
そんな時に、人の世話をしていると「満足感」や「喜び」を感じ、隙間が埋まってると勘違いしてしまうのだ。
これが大きな間違い。
他人を世話して得られる満足感や喜びでは、あなたの心の隙間は埋まらないのである。
まずは、母親のあなたが自分の心との信頼関係をとり戻し、本音に忠実に自分の人生に夢中になることが大切なのだ。
おわりに
さて、「男の子が将来「こじらせる」か「紳士になる」かはここで決まる!」はいかがだったでしょうか。
ここに綴っていることは、私が恋愛術を研究する中知り得た男性の特質を元に、いろいろな知識と組み合わせて出した結論です。
学術的にとか公的なものではありません。
でも、雑誌やテレビでは語られない男性心理を恋愛や夫婦関係改善の「専門家」として結果を出せれてる方にお金を払って学んだことをベースにしてるので、夢物語ではありません。
今回は息子をテーマにして書きましたが、すべての男性に活用できることを書いていますので、ぜひ旦那さんにも活用してみてくださいね。
ちなみに、男の子は成長して社会との関係が強くなればなるほど、ヒーローにさせてくれない敵と出会う回数が増えていきます。
学校の先生だったり、部活の先輩、同級生だったり、会社の上司だったり。
最悪の場合、彼女や奥さん、子どもまでもが敵に回る場合もあります。
男の子は常に社会の中で戦いながら生きているのです。
だから、お母さんのあなたが「信じて待つ」「いつも応援する」ができないと、男の子は完全にヒーローになる場所を失います。
そうなると心を病んだり、こじらせたり、横暴になったり「紳士」とは呼べない状態になるのです。
ただ、お母さん自身もしっかり自立していないといけません。
「間違いはしっかり正す」ということも必要です。
ヒーローにすることと甘やかすことは全く別物だと思ってください。
それができる状態でいることが大切です。
さて、「どうして信じて待てないのか」でも触れましたが、子育ては母親であるあなたの状態が一番のポイントになってきます。
多くの母親は、自分のことなど差し置いて子どもを何とかしようとしてしまいがちですが、母親自身が癒され満たされていることが一番大切なのです。
母親が癒され満たされ喜びにあふれていれば、子どもは勝手にすくすくまっすぐ育つのです。
まずは自分を満たすということを忘れないでいただければと思います。
もしもあなたが、自分のことをどうしていいのか分からない場合には相談してください。
この記事を読んで「気づき」や「こういう場合どうしたら?」という疑問があればぜひメッセージを送っていただければと思います。
COJILabo.編集長 長女研究家 櫻本稀子(さくらもときこ)
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この記事を書いた人

- 1980年4月2日生まれ。スピリチュアル・ビューティーサロン代表。弟が生まれた3歳から「両親から愛されていない」と思い込み、長女をこじらせはじめる。だが、2015年に受講した「アデプトプログラム」をきっかけにたった2年半でこじらせた親子関係を修復。その経験から長女特有の「ネガティブパターン」に気がつく。このパターンを全ての長女が理解すれば「みんながもっと簡単に幸せになれる!」と思い、長女研究家として本サイトCOJILabo.にて長女が幸せになるコツを配信中。→詳しいプロフィールはこちら
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