長女研究家の稀子です。「人間の悩みは全て対人関係の悩みである」と言われるくらい、日々の人間関係に頭を悩ませる人は多い。
真面目すぎて完璧主義で、正義感まで強い長女にとっては、人間関係のストレスはより一層拡大しやすい。時には、誰かに相談しても本を読んでも解決できずに、そのストレスから心や体を病んでしまうこともある。長女はストレスを自ら拡大させるクセがあるので、要注意である。
さて、今回は長女研究家として「いつも同じようなタイプの嫌いな人、苦手な人に出会ってしまう!いったいどうしたらいいの!?」そんなお悩みを抱えている長女に向けて記事を書いていこうと思う。
ちなみに、「いつも同じタイプの嫌いな人、苦手な人に出会う現象」が繰り返される場合、コミュニケーションスキルだとか、心の在り方だとか、相手をスルーするなどという表面的なことでは何も解決しない。
もっと根本的な部分に勇気をもってメスを入れ、溜まったウミを出していかないといけないのだ。
いったん今までの常識を捨てて、この記事を読み進めていただきたい。
目次
まずはこれを手放そう!
まず最初に、正義感が強く完璧主義な長女に伝えたいことがある。
それは、「嫌いな人や苦手な人がいても自分を責めなくてよい」ということ。
「罪悪感」を抱く必要はないのだ。
実は、この「罪悪感」があなたのストレスを拡大させていると知って欲しい。
罪悪感を抱くことで、本来起こっている人間関係の悩みがより一層、複雑で辛いものになっているのだ。
罪悪感を感じたらすぐにそれを手放して欲しいのだ。
傷口に塩をぬるのは、今すぐやめよう!
じゃあ、どうやったら罪悪感を手放せるの?と言えばこうである。
「あ!今罪悪感を感じてた!」と気がついたら「罪悪感はいらないんだった」と自分に伝えて、肩の力を抜く。
それを何度も何度も何度も繰り返す!
ちなみに、何度も何度も罪悪感を繰り返し感じることに、また新たな罪悪感を感じるということが無いようにするのがポイントである。
長女が無意識に感じている「罪悪感」をなめてはいけないし、めげてもいけないのである。
あなたの前に現れる「嫌いな人」や「苦手な人」の正体
さて、どうしていつもあなたの前に同じようなタイプの「苦手な人」や「嫌いな人」が現れるのか。
それは、あなたの中に見直しが必要な「強烈なマイルール」があるから。
ただ、多くの人がそんなことを知らずに「強烈なマイルール」の見直しをしないまま、目の前の相手を避けるからまた別の人がやってくるのだ。
これが、あなたがどこに行っても「嫌いな人」や「苦手な人」に出会ってしまう仕組みなのである。
しかも「強烈なマイルール」の見直しをしないまま、ただ単に目の前の相手から逃げ続けるとあなたに気づきを与える相手は、さらに強烈な人物になっていく。
スーパーマリオブラザーズでいうなら、いきなり1面からラスボスのクッパが登場するようになってしまうのだ。
クリボーやノコノコのうちに、倒しておくんだった!と後悔しないためにも、早めの対処が重要なのである。
あの人がいるから不快という誤解
多くの人は、苦手な人や嫌いな人がいると「あいつのせいで私は不快なんだよ!」「あの人のせいで私は不幸!」「あいつさえいなければ!」などと思ってしまうことだろう。
だがしかし、「相手の言動や存在が原因」というのは大きな誤解なのだ。
あなたの中に「強烈なマイルール」があることが原因なのである。
あなたが勝手に決めたマイルール通りじゃない人に対し、あなたが勝手に不快になっているのである。
極端に言えば、相手はその人の人生を普通に生きてるだけなのである。
相手からすれば、はた迷惑な話である。
あなたの強烈なマイルールさえなくなれば、不思議なことに全く同じ人なのに何も思わなくなるのだ。
こうなると、もう同じような苦手な人、嫌いな人がピタッと現れなくなる。
「そんなのウソだ!」と思うかもしれないが、私のサロンに来るクライアントさんにこの記事と同じことを伝え、今まで苦手だった人や嫌だった人に何も感じなくなる、なんてことがざらに起きている。
あなたの中にある強烈なマイルールとは?
さて、ここからはあなたの中にある「「強烈なマイルール」にはどんなものがあるのか見ていこう。
そのためには、あなたが感じている「苦手だ」「嫌いだ」という気持ちが、何に対してなのかを明確にすることが必要である。
多くの場合「苦手だ」「嫌いだ」と感じる相手には、このパターンのどちらかを感じているはずなのだ。
1)あなたが自分に許していないことを平気でやってのける人への不快感
2)あなたが思った通りの対応をしてくれない人への不快感
それぞれについて解説しよう。
1)あなたが自分に許していないことを平気でやってのける人への不快感
同じパターンの「嫌いな人」や「苦手な人」に繰り返し出会う人の多くが、このパターン。
あなたが自分で自分にかけている「制限」が人生において見直しが必要な時期だというサインでもある。
「制限」を別の言い方をするなら、あなたが自分にかけた「呪縛」と言っていいだろう。
例えば、小さいころから「人に迷惑をかけてはいけません」と親から言われてきた場合、あなたは意識的もしくは無意識に「人に迷惑をかけないように生きる努力」をする。
この時の「人に迷惑をかけない」の「迷惑」の定義があなたの「不快感(嫌い、苦手)」になっていて、「制限」にもなっているのだ。
「その場の空気を読まない」ことを迷惑と定義していたなら、空気をぶち壊す人に不快感(嫌い、苦手)を感じるし、「意見をコロコロ変える」ことを迷惑と定義していたなら、意見をコロコロ変える人に不快感(嫌い、苦手)を感じる。
これらの「定義」は裏を返せば、本当はあなたもしてみたいけど、しないように一所懸命努力してることだったりする。
あなたが努力して我慢してるのに、目の前の人が「努力も我慢もしていないこと」が何よりもあなたにとって不快なのだ。
あなたのマイルールとして必死に「努力して我慢していること」があなたの人生において本当に必要かを一度考え直さなくてはいけないからこそ、目の前に「苦手な人」「嫌いな人」という形でサインが現れる。
自分にかけた制限が多ければ多いほど、人生は生きづらく、人間関係もハードなものになっていく。
そして、いつも何かにイライラしたり、怒りを感じてるあまり魅力的とは言えない人になってしまうのだ。
だから、本当に必要なルールなのか見極めて、本当は不要だったらそのルールを解除する必要がある。
ちなみに、苦手な人や嫌いな人に対して「許せない」という感情を伴う時には、このパターンが多いので参考にしてみていただきたい。
2)あなたが思った通りの対応をしてくれない人への不快感
これに気づくのはなかなかの上級編なのだが、苦手な人や嫌いな人にたいして「激しい怒り」という感情を伴う時には、このパターンが多いので参考にしてみていただきたい。
これは、私が実際に体験して気づいた例を紹介しよう。
私が住んでいる家から最寄り駅までの間にリサイクルショップがあるのだが、その定員さんに話しかけた時のお話し。
冷蔵庫や家具を買いかえたかった私は、リサイクルショップの定員さんに「冷蔵庫や家具を売りたいのですが、買取できますか? 」と丁寧に聞いてみた。
そうしたところ「買ってからどれくらい経つ?」と聞かれ、「だいたい●年くらいです」と答えたらビッククリ。
「ゴミゴミ、そんなのゴミにしかならない」と、あっちいけしっしっ!と言わんばかりの勢いで言われたのだ。
いらっしゃいませも言わなければ、不愛想な表情で相手が使っていたものをゴミとしか言わないこのオヤジに対し、なんともいえない怒りが込み上げてきた。
そして、「私、こういう不愛想で相手を思いやれない人って大嫌い!本当に最悪!この店の前を通るのもイヤだ!通るたびにあのくそオヤジを見かけるのかと思うと最悪!」と心の中で思ったのだった。
だけど、「ちょっと待て、これだけ強烈に嫌って思うってことは何かのサインだな!」そう思って、いったい私は何に対して「怒り」を感じてるのか冷静に自分に問いかけてみた。
そうしたところ、「あ!丁寧に扱ってもらえなかったことに腹が立ったんだ!」と気づいたら、あんなに憎らしく思ったオヤジへの怒りが一気に静まったのだった。
私の中の「店の定員ならお客を丁寧に扱え!」というマイルールがあることに気づき、なんだか笑えてきてしまったのだ。
そして、私はもっと人から大切に丁寧に扱われたいという願望があると気がつき、自分が可愛く思えてきたのだった。
こうなったら、あのリサイクルショップのオヤジを思い出そうが、目にしようが怒りがこみ上げることもなくなったのである。
あなたも「苦手」「嫌い」と思う相手に「本当はどう扱われたいのか」「どんな態度をとってもらいたかったのか」を考えてみると、笑えるような強烈なマイルールがしっかり見えてくる。
この「あなたが思った通りの対応をしてくれない人への不快感」というパターンの場合は、見直しをしなくても気づけば終わるという場合もあるので、自分で発見した時の反応を見て欲しい。
真っ黒なえぐい本音
苦手な人や嫌いな人が現れた時に、自分の中の強烈なマイルールを一つ一つ明確にしていくと、時には「真っ黒なえぐい本音」に出会ってしまうこともある。
「え!私って本当はそんなことを望んでたの!?認めたくない!」そう思時もやってくるだろう。
でも、それを認めない限り、同じような「嫌いな人」「苦手な人」が現れてしまう。
嫌かもしれないが、しっかりと自分の心の本音に向き合うことが、よりあなたの人生が自由になるので頑張っていただきたい。
特に長女は、正義感が強く潔癖だったりするので自分の真っ黒いえぐい本音を汚らわしく感じ、「無くさないと!」と努力しがち。
だがしかし!「無くす」なんてことは無理なのだ。
真っ黒なえぐい本音に出会った時には、「受け止める」→「認める」→「それを許す」という3STEPが重要になる。
良い悪いを判断せずに、「受け止める」→「認める」→「それを許す」のだ。
世の多くの人は、自分の中の真っ黒なえぐい本音を消そうとするから、そんな方法が見つからずにお金と時間と自信を無駄にするのである。
このことをよく覚えておいていただきたい。
マイルールはまるで「玉ねぎ」のごとし
そして、あなたの中にある強烈なマイルールは、「玉ねぎ」のように何枚も何枚も皮が重なり合っている。
1枚向けばまた新しい皮が現れて、嫌気がさすこともあるかもしれない。
特に長女は、ジャンボ玉ねぎを心にかかえているので心して取り組んでいただきたい。
だけど、そのマイルール玉ねぎが小さくなれば小さくなるほど、あなたは自由になれるし、魅力的にもなっていく。
だから、楽しんでマイルール玉ねぎの皮むきをしていただきたい。
ジャンボ玉ねぎを早く剥きたいときの裏ワザは、最後に紹介するのでそちらをご活用いただきたい。
目の前の人に不快感を感じたらラッキーと思う!
さて、ここまで読み進めていただけたあなたなら、もう嫌な人や苦手な人が現れても「あいつのせいで私は不快なんだよ!」「あの人のせいで私は不幸!」「あいつさえいなければ!」などというセリフはもう言わないだろう。
これからは、「おっと、あの人が嫌ってことは、私の中に強烈マイルールがあるんだな。まずは落ち着こう。」こう思えるようになることがハッピーエンドルートにつながる第一の選択なのである。
そして次に、「じゃあ私の中にはどんなマイルールがあるんだろう?」そう思って、相手の何に対して不快指数が上がっているのかを明確にする。
先ほど紹介した「あなたが自分に許していないことを平気でやってのける人への不快感」「あなたが思った通りの対応をしてくれない人への不快感」のどちらかを見極めて、自問していって欲しい。
そうすると、ある時「こんなマイルールがあったのか!?」と気がつくときがやってくる。
この気づきのスピードは、あなたが日頃からどれくらい自分の本音と近い距離にあるかによる。
あまりにも自分の本音を無視して生きていると、このマイルールに気づけないのでプロの力を頼るほうが手っ取り早い。
私のサロンではホロスコープリーディングで陥りやすいマイルールを明確にしながら、どのようなポイントに注意してマイルールの解放を行なうか伝えている。(これがさっき書いていた玉ねぎを早く剥くための裏技。みなさん見るポイントがずれているのでしっかり焦点を合わせていきます。)
最短距離で、解決したい場合にはぜひサロンにお越しいただきたい。
人間関係を変えるにはこれしかない
今回は、苦手な人や嫌いな人というテーマで記事を書いたが、人間関係をこじらせた時には必ずこの言葉を思い出してほしい。
「人は変えられない。だから、自分を変えるしかない。」
もしかしたら、耳にタコができるくらいこの言葉を聞いたことがあるかもしれないが、これしか「人間関係の悩みを根本的に変える方法はない」のだ。
なぜなら、ほとんどの人間関係のこじれはあなたの中にある「強烈なマイルール」が原因だから。
これをを変えられるのは「あなただけ」なのだ。
「人は自分の鏡」という言葉も聞いたことがあるかもしれないが、あなたの「強烈なマイルール」を映し出す鏡なのである。
もし、「自分を変えるしかない」という結論に、違和感や物足り無さを感じて、このブログを閉じようとしている場合、要注意である。
これ以外の答えを探し求めても、根本的な解決にはつながらない。
「自分を変える」以外の選択肢を選んだ場合、今目の前にいる苦手な人や嫌いな人はやり過ごせても、人生の中でまた同じような人に出会う負の連鎖を抜け出せない。
結局、バッドエンドを繰り返すのだ。
それが嫌なら、しっかり最後までこの記事を読んでいただきたい。
人生を変えたいなら、今までと違う選択をする覚悟と勇気が大切である。
余談だが、何かに悩んだ時、「自分が言って欲しい耳ざわりのいい答えをくれる人」を探す人は、一時的には勇気づけられたり、目の前の問題は解決するかもしれないが、人生を長いスパンでみると結局うまくいかないことになる。
同じ問題がまた起こるのだ。
何かに悩んだ時には「自分に気づきを与えてくれる人」を探し、その気づきに対して必要な行動をする方が本当の意味でのハッピーエンドにたどり着けると私は常々感じている。
長女研究家としてのメッセージ
改めまして、長女研究家の稀子です。
さて、今回の記事を読んであなたが抱えている問題に光は差し込んだでしょうか?
ちなみに、今回の記事の内容は、私のサロンにいらっしゃるお客さんにも同じことをお伝えしていいます。
ただ、目の前にいらっしゃるお客さまに伝えるより、こうして文章にするのは非常に難しかったです。((+_+))
伝えたい内容が、あなたに伝わっていると嬉しいです。
ちなみに、サロンでこの話をした時には、最初はみんな首をかしげます。
でも、実際に取り組んだ人から順に苦手な人が大丈夫になったり、嫌いだった人に何も感じなくなっています。
なので、何度もこの記事を読んでご自身でトライしていただくか、実際にサロンにお越しいただければと思います。
さて、私自身もこれまで何度も同じような苦手な人、嫌いな人に出会い続けていました。
今回お話ししたようなことに気がつくまでは、「どうして私ばかり!」とか「うまく立ち回れない私って何か欠陥品なのかな?」と気持ちが不安定になることが多くありました。
でも、「自分の中にある強烈なマイルール」を明確にして、手放せば手放すほど苦手な人も嫌いな人も少なくなっていきました。
今では、この気づきをくれた過去に苦手だった人、嫌いな人に感謝感謝です。
1つ加えてお伝えしておきたいのですが、その人の成長具合によって立ち向かえるパワーが変わるため、人生の新たなステージに立った時に新たな使者(苦手な人や嫌いな人)が現れることもあります。
でもこれって、どんな人にも等しく起こっていることなのです。
あとは、その対処方法を知って楽しみながら短期間でクリアするか、知っててもウジウジ取り組まず悪化させるか、知らずに困った困ったとうろたえるかの3択なのです。
ぜひ、この記事を読んだあなたには、楽しみながらクリアしていただければと思います。
記事を読んで感じたことなどシェアしていただけると嬉しいです。また、何か疑問点などもあればご連絡ください。記事の中で回答していきます。
では、また次のお話でお会いしましょう!
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この記事を書いた人
- 1980年4月2日生まれ。スピリチュアル・ビューティーサロン代表。弟が生まれた3歳から「両親から愛されていない」と思い込み、長女をこじらせはじめる。だが、2015年に受講した「アデプトプログラム」をきっかけにたった2年半でこじらせた親子関係を修復。その経験から長女特有の「ネガティブパターン」に気がつく。このパターンを全ての長女が理解すれば「みんながもっと簡単に幸せになれる!」と思い、長女研究家として本サイトCOJILabo.にて長女が幸せになるコツを配信中。→詳しいプロフィールはこちら
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