ストーリー

  (最終更新日:2017.12.7)

自分の手柄を後輩に譲れますか?「私が1番!」「私を認めて!」そんな気持ちの裏側。<ブラック企業物語【第6話】>

長女研究家の稀子(きこ)です。あなたの職場には、自分の手柄を気持ちよく後輩に譲れる「人として成熟した上司」がいるだろうか。そして、今のあなたは職場で自分の手柄を気持ちよく後輩に譲れる「人として成熟した上司」だろうか。

親から愛されなかった、信じてもらえなかった、認めてもらえなかったという思いがある長女の場合、「後輩に花を持たせる」のはなかなか難しいもの。やはりどこかで「私が1番でありたい!」「私を認めて!」という気持ちがムクムクと沸き上がってしまうだろう。仮に「ここは大人にならねば!」と後輩に花を持たせたとしても、後でモンモンとしてしまったり。

さて、長女をこじらせたおかげで、人としてもこじらせていた私が仕事を通して変わりゆくさまを綴ったブラック企業物語。

その第6話は、私が同期の中で絶対に1番になりたい!とギラギラしていた頃に、機転の利く上司が私に花を持たせてくれた時のお話。この話を通して記事のラストでは、長女研究家として「私が1番でありたい!」「私を認めて!」という気持ちの裏側に隠された真実をお伝えしよう。これをしっかり認めないといつまでも人に花を持たせられる「人と成熟した上司」にはなれないし、弱点を埋めるための自分磨きしかできない。そんな自分とおさらばしたければ、ぜひ最後まで読んでいただきたい。

20代で商品部をまとめる女課長

私が大学卒業後に入社した某低価格ショップの商品部の課長は、20代後半ながらに社長からの信頼もあつい女性だった。

商品部には30歳以上の男性社員もいたのだが、その中で彼女が20名以上の社員をまとめていた。

「女性で課長」と聞くと女を捨てたイメージや絶対に男は負けん!という肩で風を切って歩くようなバリキャリをイメージするかもしれないが、彼女はそんなイメージとは対極にいるふんわりした柔らかい雰囲気の女性だった。

この女課長Nさんこそが、今回のお話の重要人物である「大人として成熟した上司」である。

私がいたこの会社には、すでに別の物語で紹介した「マフィアのような男(第4話)」や「自分の業績を他人に邪魔されるとヒートアップする上司(第5話)」といった強烈な男性社員がいた。

この2人以外にもまだまだ物語に登場していない強烈キャラはたくさんいる。

Nさんは、そんなサファリパーク、いや、ジュラシックパークみたいな会社の商品部をまとめ、対立する営業部のモンスターたちや独裁的な社長をも知的にサラリと動かせるとてもスマートなできる女性だった。

仕入れ担当であり続ける厳しさ

さて、私が所属していた商品部は入社当初は穏やかな雰囲気のある部署だったが、時が経つにつれて様子が変わっていく。

時と共に、仕入れ担当の座にい続けることが大変な「弱肉強食」な部署へと変わっていく。

結果が出せない、適任ではないと判断されるとすぐに仕入れ担当の座から降ろされ、事務業務へと仕事を変えさせられたのである。

そんな中私は、3年3ヵ月この会社に勤める中で「仕入れ担当」という自分のポジションを1度も降ろされることなく仕事を全うすることができた。

それができたのは、女課長Nさんが機転を利かせて私に花を持たせてくれたおかげなのだ。

私がとある仕事について悩みを相談したことから、女課長Nさんが機転の利いたサポートで私が社長の信頼を得られるようにしてくれたのである。

女課長Nさんの機転

あれは、私が書籍も担当商品として企画していた時の話。

当時、はじめて取引をするメーカーの担当となり、占い本を2種類仕入れてほしいという話が持ち上がった。

今では100円ショップで本が売られているのはあるのは当たり前だが、10数年前のこの頃はまだ初の試みだった。

会社としては売れない店舗在庫ほど価値のないものはなく、100円で販売される本がどれくらい売れるものなのか皆目分からなかった時期だった。

さそて、本は商品の保管が難しく、占いとなると売れる期間が決まってしまう。

さらに、この時は本の仕入れ単価が高く、売れても収益が低いことが何よりのネックだった。

書籍担当としては、仕入れたい気持ちもあったが、在庫が残ればこちら側の負担でしかないデメリットの方が大きく、仕入れるべきか答えが出せずにいた。

しばらく悩んだ結果、1人で悩んでも仕方がないので、女課長Nさんに本を試しに店舗に導入してみたいが、問題点をどうクリアしたらいいかわからないと相談することにしたのだった。

女課長Nさんのやさしさ

女課長Nさんは、「じゃあ、期日を切ってそれまでに残ったものは回収してもらうという提案を飲んでもらったら、仕入れるのはどう?」というアイデアをくれた。

さすがとしか言いようがない。

このアイデアをもらい早速メーカーに伝えたところ、少し戸惑ってはいたが、彼らには売れる自信があったのでOKが出た。

メーカーによる回収がOKなら仕入れるという案は、私からすればN課長が提案してくれた案だったのだが、N課長は自分の手柄にすることなどせず、社長に対し私が仕入れ担当として自分で交渉したと報告してくれたのだ。

その報告を聞いた社長は、私のことを「なかなか仕事ができる女だ」と関心したらしく、その後、商品部が弱肉強食時代に入ってからスランプに陥った私だったが、社長命令によって私は退社するまで、仕入れ担当から外されることが無かったのだ。

N課長は、今回の件を自分の手柄にすることもできただろう。

がしかし、後輩に花を持たせる懐の深さに、今でも尊敬の念を抱いてる。

「全ての人を蹴落としてでも1番になりたい!」そんな野心しかなかった私に、大切なことをN課長は教えてくれ、私の仕入れ担当人生を繋いでくれた恩人である。

そして、こんな私に後輩に「花を持たせる」という大事なことを教えてくれた恩人でもあったのだ。

なお、彼女とは退社後、全く連絡を取っていない。

今となっては、どうしてるかわからないが、もし再会することがあったなら今でもこの時のお礼を言いたいと思っている。

おわりに(長女研究家としての考察)

改めまして、長女研究家の櫻本稀子(さくらもときこ)です。

親から愛されなかった、信じてもらえなかった、認めてもらえなかったという思いがある長女の場合、大なり小なり「私が1番でありたい!」「私を認めて!」という気持ちを持っていると思います。

その気持ちが大きく、仕事が好きな女性であれは、どんどん自分のスキルやスペックを上げるために必死になり、「向上心」という名のもとに「自分の弱点を無くすべく勉強に勤しむ」ことでしょう。

それを繰り返すことでいつしか、男勝りな強い女になり、肩で風を来て歩くような女になってしまう。

ひどい場合には、人を見下すようになる。

そして、本当は弱い自分もいるのに、そんな弱い部分は人に絶対に見せられない!そんな自分を見せたら人生負けよ!な~んて思って、自分で自分の首を絞めることとなってしまう。

さて、なぜそんなことになってしまうのでしょうか。

それは、「私が1番でありたい!」「私を認めて!」という気持ちが強いあなたが、「あなたを自信を認めていない」からなのです。

そして、「あなたがあなたを1番に優先していない」のです。

別の言葉で言うなら、あなたの価値を他人に決めさせているから、いつまでたっても認めてもらえないし、心の底から1番になれたとは思えない。

この気持ちに気がつき、しっかりと自分で自分を認めない限り永遠に終わりが来ない弱さを埋めるための自分磨きを繰り返し、疲弊することになります。

かつての私も、「向上心」がすべてのモチベーションの源で、できないことを無くそうと必死でした。

でも、35歳を目前にしたときに「これっていつまで続くんだろう?」そんな疑問が湧いてきて、永遠に終わりそうもない自分磨きに恐怖をしたのを覚えています。

そんな私も、今では「できない自分」をしっかり認めて、不毛なスキルアップだけの苦しい自分磨きからは解放されました。

ないものを付け足す磨き方はとても苦しいのですが、今までの武装を脱ぎ捨て、すでにあるダイヤの原石を磨いていくことはとても楽しいいものです。

ただ、武装解除は自分を認めてあげられないと怖くてできないし、ダイヤの原石も自分で自分の価値を認めて無ければいくら磨いても光り輝くことがありません。

さて、長女をこじらせ自分を認めることができない強がりな私が、「できない自分」をしっかり認めて、武装を解除し、不毛なスキルアップだけの苦しい自分磨きからは卒業できたのには、理由があります。

それは、この世の中の仕組みを知り、本当の自分の価値を知り、偽りの自分から自分を解放する2つの鍵を手に入れたから。

その鍵を受け取り、この世の中の仕組みの中で自由に生きる方法を初めて心の底から納得させてくれたのが「アデプトプログラム」でした。

現在長女研究家として、全ての長女が苦しい人生から解き放たれるために最初に必要なプログラムだと確認しています。

何だか気になった方は、私のサロンサイトの「アデプトプログラム」についても、ぜひこちらも読んでみてください。

このCOJILabo.では、私がアデプトに出会ってからの人生の変化も綴っているのでこちらのストーリー「人生が大きく変わった2015年。私に何があったのか。」もぜひ読んで、アデプトを受けるとどうなるのかイメージを膨らませてみてくださいませ。

では、また別のお話でお会いしましょう!

ブラック企業物語を最初から読み返したい場合にはこちらからご覧ください。↓↓↓


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COJILabo.編集長 長女研究家 櫻本稀子(さくらもときこ)

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この記事を書いた人

長女研究家 櫻本稀子
長女研究家 櫻本稀子
1980年4月2日生まれ。スピリチュアル・ビューティーサロン代表。弟が生まれた3歳から「両親から愛されていない」と思い込み、長女をこじらせはじめる。だが、2015年に受講した「アデプトプログラム」をきっかけにたった2年半でこじらせた親子関係を修復。その経験から長女特有の「ネガティブパターン」に気がつく。このパターンを全ての長女が理解すれば「みんながもっと簡単に幸せになれる!」と思い、長女研究家として本サイトCOJILabo.にて長女が幸せになるコツを配信中。→詳しいプロフィールはこちら

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