<女性性の本当の意味>
人生が思うように運ばない時は、クリアしなくてはいけない「課題」があるもの。今回のストーリーは、私の人生最大の学びを経験した10ヶ月を紹介していこうと思う。もしもあなたが、「失敗が怖い」「男に負けたくない」「何かを成し遂げないと自分には価値がない」そんな思いを抱えている場合には、ぜひ読み進めていただきたい。
目次
嵐の前の静けさ
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「【第17幕】「本当にこれが私の人生!?」こんなにもあっさり変われるなんて。」の最後で語った通り、2016年1月には、人生最大の夢だったアデプトプログラムを開催できるようになり、フルタイムの派遣OLと並行して行っていたサロン業も土日と平日の夜は全て予約で埋まるようになっていった。
また、2016年の5月には自分の経験をもとにオリジナルで作成した高額の起業講座にもブログからお申し込みが入るようになり、サロン業の収入が派遣社員の収入を常に超えるようになっていった。
ほんの1年前4ヵ月前には、「副業で月5万稼げれば最高!だけどそんなの私には無理かもしれない。」なんてドキドキしていた自分が信じられないくらいの現実へと変わっていた。
人生、諦めなければ何が起こるか分からないものである。
平日にもセッションを受けたいというお客さまが増え、2016年の6月にフルタイムの派遣OLを卒業する。
週末起業の間にはでできなかったサロンのHP作りやブログカスタマイズを終え、さあこれから!という、2016年8月、悲劇が起こる。
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悲劇は突然に
「順風満帆!これから楽しい人生が始まる!」そう思った矢先に原因不明の体調不良に襲われたのだ。
かつての週末ウツの再来かと思うくらいに、体がだるくて起き上がれないのである。
何か予兆があったわけではなく、突然体が言うことを聞かなくなったのだ。
集客のためにブログを書いたり、お客さまに連絡したりしたいのに、ベッドから起き上がることさえできない。
サロン業1本になったことによるプレッシャーがなかったわけではないが、それだけが原因と思えない不調ぶりだった。
先輩ヒーラーさんに相談したら、目に見えない存在がエネルギーの調整をするとき、体調不良になることがあると聞き、「それなのかな?」と思いながらも、集客のためのブログも書けず、お客さまからの予約も日に日に減っていく現状に不安をいだかずにいられなかった。
あんなに順調だった自分に何が起こったのかまったく理解できず、不安と焦りを必死に抑える毎日が続いた。
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かつての週末ウツとは大きく違ったこと
ただ、かつての週末ウツの時と大きく違ったのが、「絶対に何とかなる」と思いながら過ごせたことである。
必ず解決するから、何が原因かしっかり見つめて対処しようと思えていた。
アデプトプログラムを受講して以降、本格的に形而上学(けいじいじょうがく)やヒーリングを学び、「現実に起こっていることは自分の内側、エネルギーや思考が原因である」ことを学んでいたので、自分の内側にどんな原因があるのかを考え、日々真剣に向き合っていた。
だがしかし、これが原因かも!と何か突破口を見つけてもすぐにそれが原因ではないことが分かりまた元に戻るという堂々巡り。
長女として、何かを達成することでしか自分の存在価値を見いだせずにいた私には、何もできない自分に次第に絶望感を感じるようになっていった。
がしかし、「何もできない自分」これこそれがこの不調期間の学びの1つだったのである。
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何もできない自分にも価値がある
「本来、人は何かを達成しなくとも存在しているだけで価値があり、生きる喜びを感じられる。」
それが「この宇宙のルール」であるのだが、小さいころからずっと「両親に認められたい」と考えて生きてきた私は、何かを達成することでしか自分に価値を見いだせずにいた。
この「どんな自分にも価値を感じ、今を味わい尽くす」という、「女性性」についての学びのために強制的に体調不良が起こっていたのだ。
それに気づいたのは、この不調状態の苦しみをブログやFacebookに素直に綴ってみた時だった。
素直な気持ちを綴ったところ、多くの人が「どんな稀子ちゃんでも好き」と励ましのコメントくれ、むしろいつもパワフルな稀子ちゃんにもそんな一面があると知れて親近感がわいたというメッセージをくれたのだ。
このメッセージをみて、「ああ。何かを成し遂げないとダメだと思っていたのは自分だけだったんだな。もっとできない自分を許そう。今は女性性の学びだ。」そう思えるようになったのだった。
ただ、なかなかこの課題をクリアできず体調不良が続く。
そして2016年12月、新たなお試し事件が起こるのであった。
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失敗する自分も受け止めよ
真面目で責任感の強い長女の私にとって、もう一つ強烈に刷り込まれたルールがあった。
それは、「失敗=死」というルールだ。
責任感が強すぎる私にとって、失敗することは死に値するほどの罪だったのだ。
そんな私は、この原因不明の体調不良の暗黒期にまさかの失敗をしてしまうのである。
その失敗とは、お客さまの予約日を手帳に書き忘れ、具合の悪さのあまり寝てしまっていたというものである。
何の予約も入っていないと思い、ぐったり眠っていたら自宅サロンのチャイムがピンポーンと鳴る。
最初は何かの勧誘だろうと気にせず無視していたのだが、何度も何度もチャイムが鳴るのだ。
チャイムが3、4回鳴った時、「まさか!」とハッとして全身の血の気が引いた。
慌ててスマホを手に取り予約メールを確認する。
なんとわざわざ横浜から東京まで来てくれているお客さまの予約が入っていたのだ。
血の気がさらにサーっと引く。
「どうしよう!」
そう思った私は、嘘をついても意味がないので、「具合悪くて寝てました。あとでお支払いするのでどこかでお茶してお待ちいただけますか?本当にごめんなさい!!!」と素直に状況を伝えた。
さすがにインターフォン越しに直接伝える勇気はなく、スマホでメッセージを送ったのだが、送り終えて「あぁ。信用を失ってしまった。もう二度とこのお客さまは来てくれないだろう。」そう思って落ち込んでいたら、怒るどころかこんな返事をくれたのだ。
「素直に教えてくれる、稀子さんが大好きです♡元気な稀子さんに会いたいので別の日に来ます。」
私だったら、絶対に「なんだよ!」とプリプリ怒っただろうに、彼女はそのあと昼からビールを楽しみながら自分と向き合う時間が取れてよかったと報告してくれて、すぐに別日を予約をしてくれたのだ。
私の中に「失敗=死」というルールがあった理由がこの日はっきりと分かった。
その理由は、私が「他人の失敗を許さない小さな人間だった」から。
世の中には、人が失敗しても怒らない人がいるのだと、学んだのであった。
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女性に生まれた本当の強さ
さて、アデプトプログラム受講以降、初の人生の危機に見舞われた私は、この辛い状況に真っ向から立ち向かおうと、強くあろう強くあろうと自分を鼓舞していた。
だがしかし、強くあろうとすればするほど失敗し、誰よりも頑張らなきゃ!と自分を奮い起こそうとすると具合が悪くなる。
だけど、うまくいかないことを人に話したり、失敗するほどに、私を大好きだと言ってくれる人が現れ、これまでの自分の価値観がガラガラと崩壊していく。
そんなことを繰り返すことで、私はある一つの考えに行き当たる。
「もうこれは自分の変化を受け入れるサインでしかない。宇宙は私に、そろそろ女性に生まれた本当の強さを知るときですよ。」そう教えているのだと考えるようなった。
目標を達成することでしか自分の価値を見い出せず、いつも真面目すぎて馬鹿みたいに頑張ってしまう私に、「ゆるゆるダラダラして、なにもできない自分に罪悪感なくOk!を出すように!」とそんな学びが来ていたのだ。
この気づきによって、私の中にあった「男なんかに負けてたまるか!!」という気持ちから解放されることとなる。
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「男になんて負けたくない!」間違った強さからの卒業
小学校3年生くらいから「男になんて負けてたまるか!」根性だった私は、大学卒業後に勤めたブラック企業でそれをより強く発揮する。
「何が何でも男になんか負けるか!」その思いを原動力して、鼻息荒く仕事をしていた。
ギラギラし過ぎていて、今思い出すとめちゃくちゃ恥ずかしいくらいである。
ちなみに、残念なことに「男になんて負けてたまるか」と言う思いは、恋人になる男たちにも発動してしまう。
好きなはずなのにどこか見下している自分がいたのだ。
これでは、結婚なんてできるはずがない。
「男になんて負けたくない!」という思いは、自分の中に「負けたら私の価値がなくなる。誰からも認めてもらえなくなる。」そんな不安があったせいで発動していたとに気がついた。
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長女の本音
長女だった私は、「本当は誰かに頼りたいし、弱音も吐きたい。だけどそんなことをしたら周りのみんなが離れていく。自分の価値がなくなってしまう。」そんな不安にいつも怯え、誰にも頼れず、弱さも見せられず生きていたのだ。
本当は、弱さを見せたぐらいでどうにかなることなんてないのに、櫻本家に弟が生まれてから、両親から厳しくされ「弱い自分には生きる意味がない。」そんな勘違いをするようになっていたのだ。
さらに、弟が軟弱な男にならないよう「兄のように私が強くならねば。」と勝手にそんな思いをいだき、いつの間にか「男に負けたくない!誰にも負けたくない!」そんな想いだけが強くなっていった。
弟からすれば大きなお世話である。
長女研究をして至った結論なのだが、長女は勝手な思い込みが激しく、その思い込みでつくられた強烈なマイルールとマイ価値観で自らをがんじがらめにしている。
そのせいで、人生における自らの成功や成長、女性性の開花を邪魔してしまっているのだ。
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真の強さとは
さて、絶不調だった私は、「どうにもこうにもうまくいかず、ゆるゆるモードの自分がベストなのだ」と受け入れたら心が楽になっっていった。
そして、遂に「真の強さ」について理解できるようになったのだった。
真の強さとは、「他人との比較で測るものではなく、自分の内側にある弱さも認めて生きること。」
「自分の弱さを認められるからこそ、目の前の人の弱さも認められる。」
これこそが、真の強さなのだ学んだのであった。
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おわりに
さて、私の人生最大の学びの10ヶ月、前半で知ることになった「真の強さ」についてはいかがだってでしょうか。
2015年の2月にアデプトプログラムを受けた後、いろいろな形而上学のクラスに参加し、大きなエネルギーシフトを起したり、ヒーリングで過去の不要なエネルギーもクリアにしていた私は、自分にどんどん自信を持てるようになっていました。
でもそれは、あくまで何かを成し遂げるという「男性性」に偏っていたのです。
そんな私が、どんな自分も受け入れ価値を感じられる「女性性」を体得するには、強烈な不調期間が続かなければ出来なかったのだろうと今では思います。
この不調期間が無ければ私は、生涯この「真の強さ」を知ることがなかったでしょう。
もしもあなたが今、人生の不調期にいるならば、それはラッキーだと思ってください。
あなたが本当にあなたらしく生きるためのチャンスが到来しています。
ただ、ずっと繰り返し習慣になってしまってる癖というのは自分で発見できないもの。
私が不調期に自らの体験から色々と気が付けたのは、やはり「アデプトプログラム」を受講し、エゴの排除がオートマチックに起こっていたからなのです。
もうこれ以上、今の状況を続けたくない!そう思ったならぜひ「アデプトプログラム」を人生に取り入れてください。
そして、「アデプトプログラム」を受講したけど、そのあとのエゴの排除がうまくいっていない時には、「キングソロモン・ヒーリングモダリティ」をお勧めします。
さて、大きな学びを得た私ではありますが、残念ながら私の不調と学びはこの後も続きます!(笑)
後編もお楽しみに!
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COJILabo.編集長 長女研究家 櫻本稀子(さくらもときこ)
長女研究家 櫻本稀子のセッションが受けられる
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この記事を書いた人
- 1980年4月2日生まれ。スピリチュアル・ビューティーサロン代表。弟が生まれた3歳から「両親から愛されていない」と思い込み、長女をこじらせはじめる。だが、2015年に受講した「アデプトプログラム」をきっかけにたった2年半でこじらせた親子関係を修復。その経験から長女特有の「ネガティブパターン」に気がつく。このパターンを全ての長女が理解すれば「みんながもっと簡単に幸せになれる!」と思い、長女研究家として本サイトCOJILabo.にて長女が幸せになるコツを配信中。→詳しいプロフィールはこちら
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