更生11歳。最初の転機アイキャッチ画像

ストーリー

【第4幕】更生を決意したのは11歳の新学期。人生最初の転機。

<更生しよう。そうじゃないと自分がダメになる。>

小学校3、4年生の頃の私は人生最大の「反抗期」を過ごしていた。2年間、反抗的な態度で生きてみた私は、そのままの態度を続けた場合の未来を想像し「これじゃ自分の人生ヤバいな。」そう思っていた。そんな11歳の新学期、校内いち怖いと恐れられる女教師が担任となる。この先生との出会いをきっかけに、私の人生は最初の転機を迎える。反抗期絶頂の私と校内いち怖いと恐れられていた女教師との出会い以降の私について語ろう。

11歳、人生の2択

小学校5年生の新学期、クラスの担任が校内いち怖いと恐れられている女教師であることが判明した。

その女教師は、新学期そうそう朝からグラウンドで6年生の悪がき男子生徒を追いかけまわす勇ましさ。

自分より身長の高い男子生徒にもひるまず、殴られても動じない強さ。

ん〜〜アンビリーバボ~~。

そんな女教師が担任になると知り、私はひとつの選択を自分に迫った。

その選択とは、「更生するかしないか。」

当時の私は11歳ながら真剣に自分の生き方に迷いを感じていた。

「このままじゃ、私の人生は絶対にヤバい!」

そう薄々感じながら小学校3生から2年間、反抗的な態度をとり続けていた自分の生き方をやめるタイミングに迷っていたのだ。

人生最大の反抗心と凶暴さ

小学校3、4年生の頃の私は、人生において最も反抗的で凶暴で横暴な側面を丸出しにして生きていた。

と言っても、強烈に厳しい両親のもとで生活していたので、たかが知れてる反抗心と凶暴さではあるが、私の人生の中では最もグレていた時代である。

当時の私は、4月2日生まれで学年の中で一番早く生まれていたことから、周りの女の子より成長が早く、身長も高ければ、がっちり&むっちりとした体つきだった。

周りの女の子のようにきゃしゃでも、かわいくもない自分の容姿に強いコンプレックスをいだいていた。

そのうえ、家庭内では厳しい両親の元、長女としての責任や役割を押し付けられる「不自由さ」や両親から「愛されていない」と感じる寂しさと不満から長女をこじらせていた。

だから、学校ではあえて男の子のような乱暴な言葉を使い、男子と口喧嘩をしたり、追いかけまわして叩いたりする毎日を過ごしていた。

また、家では弟に冷たい態度をとる意地悪な姉であった。

さらに、この当時は気に入らないことがあるとすぐに機嫌を損ね、誰かを自分の思い通りにコントロールしようとしてばかりいた。

だから、同じマンションに住む同級生の女の子からも嫌われていた。

小学校3、4年生の頃の私は、思い通りにならないあれこれに不満しかなかった2年間を過ごしていたのだった。

弟を持つ長女で、成長がひとより早く体だけ大人になり自分の女性性なんてものを受け入れられない女子は、同じような経験をしているのではないだろうか。

小3 エコひいき教師に見下される

さて、まずは反抗期真っ盛りの小学校3年生の頃の私の話をしよう。

当時の担任は、校内でも「エコひいきが激しい」ことで有名な男性教師。

だから、これといったとりえもなく、気性の激しい私は担任からしばしば見下され、その他大勢として扱われていた。

私の人生において、この先生だけは好きになれず学年が変わってから年賀状を一度も出していない。

このエコひいき担任とのエピソードで今でも忘れられないものが2つあるので紹介しよう。

信用のなさを思い知る学級委員選挙

1つ目のエピソードは、学級委員の選挙。

何でもチャレンジしてみたかった私は、学級委員の選挙に立候補する。

だがしかし、人をコントロールしようとばかりし、起伏の激しかった私は見事落選。

圧倒的な差をつけられ落選したのであった。

そんな私に対し、エコひいき担任はこんな一言を放った。

「なんで選ばれなかったか自分でわかるでしょ。」

今なら、とても大切なことを言ってくれたと思えるが、それでもその言い方には今でも納得はいっていない。

すれ違いざまにエコひいき担任はこの言葉を言ってきたのだ。

もっといい言い方あっただろう。そう今でも思う。

今でもそう思うということは、当時の私にとってはもっと強烈に聞こえていた。

エコひいき担任の言葉と選挙結果に、私は自分の信用のなさに自信を失う。

屈辱の書初め選手の練習会

もう一つのエピソードは、書初め選手の練習会。

小学校3年生になると書道の授業が始まり、年末は書初めの練習が始まる。

当時学校で「書初めの選手になりたい人のための練習会」があり、またまた何でもチャレンジしたい私は勇んでその練習会に参加する。

当時の私は、習字なんてやったこともなく字も下手くそだった。

だけど、一生懸命お手本を見ながら文字を書き上げ、「ん~。やっぱり下手だな~。」なんて思いながら、ふっと顔を上げると、練習会を見に来ていたエコひいき担任と目が合う。

目が合った瞬間、エコひいき担任は隣に立っていた女教師に対し、口元を隠しながらヒソヒソ話を始めた。

2人の教師の視線が私の作品に向いていたことから、私は絶対に悪口を言っているのだと確認した。

負けず嫌いだった私は、「絶対に見返してやる!」と意気込みその日のうちに母親に習字を習いたいと申し出た。

今でもエコひいき担任がヒソヒソ話をする姿は映像として思い出される。

さて、くやしさから習字を習い始めた私の後日談だが、小学校5年生になるころには書初め代表選手に選ばれるくらい上手になる。

悔しさをきっかけに賞状をガンガンもらう優等生に変われたことは、その後の人生に役に立つから今では感謝である。

ちなみに、エコひいき担任であった彼は小学校5年生の賞状をたくさんもらうようになった私に対して、にこやかに話しかけるようになる。

あんなに私を見下すような目で見ていた男の変容っぷりに、子どもながらに最低だと思ったことを今でも覚えている。

小4 首を絞められ死にかける

さて、小学校4年生の新学期、ラッキーなことに担任の先生が変わることとなる。

エコひいき担任とはおさらばできたが、私の生活態度は基本的には変わらなかった。

というより、感情の起伏はさらに激しくなり、人をコントロールしようとする想いも強くなり、嫌いな男子のことはバシバシ叩く勇ましい女子であった。

さて、そんな小学校4年生の時に自分自身を見つめなおすある事件が起きた。

いつも言い合いをしていた男の子がふざけ半分で私の首を絞めてきたのだ。

彼は学年でも体が大きい方で力も強い。

おふざけで首を絞めたつもりだったろうが、締めた場所が悪く私は本当に息ができなくなってしまったのだ。

「このままでは死ぬ!」本気でそう思い必死に抵抗し、男子生徒の手を振りほどく。

ゲホゲホとせき込み、目に涙をうかべながら近くを通りかかった担任の女教師に「先生!S君が私の首を絞めた!」と訴えるが、女教師の反応に私は失望するしかなかった。

首を絞められ、本気で死にそうになったのに、担任の先生がまともには取り合ってはくれなかったのだ。

「またまたオーバーなー。どうせあなたが悪いんでしょ。」

そうとしか取れない言葉を投げかけられ、私の首を絞めた男子をきつく注意することなどなかった。

日頃の態度が良くないとこんなにもつらい気持ちを味わうのかと思い知ったのだった。

リアルオオカミ少年状態である。

この日を境に私は、人を叩くことをやめた。

自分の女の子らしさを受け入れられない毎日

さて、首を絞められ死にかけたにもかかわらず、辛い気持ちを味わった私から、徐々に人をコントロールしようとする気持ちが少なくなっていった。

だがしかし、冒頭でも紹介したように自分の容姿に強いコンプレックスをもち、両親からも愛されていないことを苦痛に感じていた私は、男の子のように荒っぽく振る舞うことだけがやめられなかった。

ちょうどクラスに、同じくらいの体格の女の子がいて、彼女も自分のことを「オレ」といい、男の子のような態度をとっていたので彼女と仲が良かった私は、彼女に便乗して同じような態度を取っていた。

そんな私の態度も本当は、可愛くしたいのにできないことへのうっ憤の表れでもあったのだ。

容姿にコンプレックスがあったものの、可愛くしたい!そんな思いは持っていた。

だがしかし、両親の意向から可愛くもないショートカットと流行とは程遠い可愛くない洋服を着せられていたのだ。

どうせ可愛くできないなら、男っぽくするしかない。

そう思ったことが、私の口調や態度を男の子のように荒っぽく振るまう原因となっていた。

小5からの更生

そんなこんなの暗黒の2年間を過ごし、悪態をついてきた私は、このまま過ごしていては自分がダメになると悟る。

だがしかし、これまでとってきた態度をいつやめたらいいものかと迷っていた。

そんな折に、校内いち怖い女教師が担任となり「更生」を決意する。

更生を決意した私は、男言葉をやめ、人を叩いたりコントロールするようなことも一切やめた。

嫌われ者から一遍して、明るくしっかり者のクラスのお母さん的存在になることに勤めた。

小学校5、6年生の間は、担任の女教師がとても人間味のある良い先生だったことから男女ともに仲良く、保護者も先生と交流を持つクラスとなった。

さらに、学年を受け持つ担任勢も今までにないくらい良いメンバーがそろい、学園全体が盛り上がる2年間を過ごした。

もちろん、初めからみんな仲良しで団結力があったわけではない。

正義感が強く愛情深い担任の女教師の厳しい熱血指導のもと、いろんな問題をみんなで乗り越え団結力をつけていったのだった。

その日々は、まるでテレビドラマのような時間であった。

熱くて濃い学校生活を送れたことにとても感謝している。

卒業後も我々生徒は先生と交流を持ち、幾度となく集まりを設けた。

ちなみに、保護者も先生を囲んで飲み会を開いたりしていたくらいであった。

ただ、残念なことに先生は、病気をされて今はもう会うことができない存在になってしまった。

だけど、あの熱い2年間を過ごした私たちクラスメイトは今でもつながりを持っている。

ご近所で評判の「いい子ちゃん」の誕生

さて、小学校5年生で更生を決意し、人をコントロールすることをやめ、みんなと協調しまとめ役のお母さんに徹した私は、学校の先生からもご近所のお母さま方からも評判のいい「いい子ちゃん」となる。

だがしかし、家では悪態をつくこじらせ長女。

このギャップに母は困惑していたらしく、今でもこの時の話を母からよくされる。

家の中に安心する居場所を持てなかった私は、学校が唯一の安らげる場所になり、精一杯自分のいいところを伸ばそうと努力した。

いつしかみんなのお世話をすることが私の楽しみになっていった。

おわりに

さて、学校の教師というのはいろんな人がいるものです。

どんな先生に当たるかで子どもの人生は大きく変わっていきます。

私の場合、小学校5年生といういい時期に良い先生に出会えて本当に良かったと心の底から思っています。

しかし、今振り返ると恐ろしいほど幼き頃の私は横暴でした。

人をコントロースしようとばかり考えいつもイライラして、うまくいかないと「もういいよ!」みたいなひどい態度をとっていました。

「【第2幕】こうして私は父との関係をこじらせた」のおわりにでも語ってますが、おひつじ座というのはそのパワーを正しく扱えないととても危険。

なにせ軍神マルスを守護神にもち「血なまぐさい戦い」を求める星座なので、しっかり手綱をひつ必要があるのです。

幼き私は、このおひつ座のパワーをうまく扱えずに暴走していたと言えるでしょう。

やはり、自分のホロスコープを理解して力をコントロールするのは大切です。

さてさて、同じ級生からも嫌われ、先生やクラスメイトからの信頼も薄かった私が、小学校5年生のときに更生を決意し、みんなから頼られる「いい子ちゃん」になっていきます。

だけどこの「みんなのお世話」「いい子ちゃん」というのは、長女の人生をこじらせる危険因子!

人から好かれるからと言って大人になっても続けていては、自分の人生を生きていない仮面人生になってしまいます。

「みんなのお世話」が大好きだったり、「いい子ちゃん」が長い場合には、しっかりケアが必要です。

COJILabo.編集長 長女研究家 櫻本稀子(さくらもときこ)

この記事を書いた人

長女研究家 櫻本稀子
長女研究家 櫻本稀子
1980年4月2日生まれ。スピリチュアル・ビューティーサロン代表。弟が生まれた3歳から「両親から愛されていない」と思い込み、長女をこじらせはじめる。だが、2015年に受講した「アデプトプログラム」をきっかけにたった2年半でこじらせた親子関係を修復。その経験から長女特有の「ネガティブパターン」に気がつく。このパターンを全ての長女が理解すれば「みんながもっと簡単に幸せになれる!」と思い、長女研究家として本サイトCOJILabo.にて長女が幸せになるコツを配信中。→詳しいプロフィールはこちら

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